2016年6月18日、東埼玉病院公演終了!
- 2016.06.20 Monday
- 14:22
本番のスタッフ統括をしている田中より、公演のご報告です。
国立病院機構東埼玉病院は、2008年以来、ほぼ毎年訪れており、毎回観てくださる患者さまとの再会も楽しみな会場です。
今年もスタッフの皆様の多大なご助力をいただき、公演が無事終了しました。
入院患者さまは、療育生活を送っている方も多く、ほとんどすべてが車椅子。
なかでも、後ろの方に座っていた男性は、劇中、たびたび、強く身体を震わせたりされていて、
一緒にいらしたお母様が落ち着かせるようにされながら、最後まで見ていてくださいました。
特に、終盤の感動的なシーンでは、まさに車椅子ごと飛び上がるような強い震えが起こり、
近くにいたわたしはちょっとびっくりしました。
すると、公演後に、正田副院長がこう話してくださいました。
「あの車椅子の方は、ちゃんと、いいシーンごとに身体で反応をされていました。
重度心身障害をお持ちの方にも、きちんとお話が伝わってるんだな、と感動しました。
あんな風に最後まで集中して見ていられるのは、本当にすごいことなんです。
このことを是非メンバーのみなさんに伝えてください」
正田先生はとても感激したご様子でおっしゃってくださり、わたしも胸が熱くなりました。
普段ご本人と接しているご家族や医療スタッフの方から、ご本人が喜んでいたり、音楽やお話の内容に反応していた、ということを教えていただくと、わたしたちもとても嬉しくなります。
スタッフの方からも、療育生活でこのような「特別な体験、時間」を持つことはとても大切だと思います、と言っていただき、キャトルの公演を続ける意味を、メンバー一同、改めて心に刻むことができた公演でした。
とても楽しい時間でした。
皆さんの熱い素敵な公演来年も楽しみにしてます。ありがとうございました。